栃木県大田原市 momofarm 4月30日〜5月1日

テレビや大学の講義で農業に対するたくさんの問題点を知り、実際に現場に行って問題点ばかりではなく、もっと農業の良さを知りたいと思い今回参加させていただきました。

初日に行った那須野が原ファームでは、”農作物に対してもっとリスペクトするべき””常識にとらわれてはいけない”という言葉がとても心に響きました。
私達消費者は、野菜を購入する際にほとんど価格や見た目で判断しているように感じます。
コモディティ商品なので仕方がないことなのかもしれません。でも、生産者は無農薬で作ったり長年の勘や失敗を頼りに野菜の特性を見つけ、いかに常識にとらわれずに周りとの差別化を図るかを考えて生産しています。消費者はそういった生産者の苦労や背景を知らなさすぎるのではないかと感じました。だからもっと野菜1つにしても価格や見た目だけでなく、生産者の紹介のコーナーなども見て、背景などを考えながら購入するようにしたいと思いました。
2日目は田植えを体験させていただきました。
晴れた空の下に広がる田んぼは絶景でした。
私は小さい時実際に田植えをしたことがあってその時は手作業でやったので、田植え=手作業=きつい=汚れるというイメージが定着していたのですが、今回は農機を使っての体験だったのでイメージが180°変わりました。また、田植えの作業には近所の農家さんも手伝いにこられており、都心部では普段感じることができない地域の繋がりを深く感じました。
自然から直接、物を生産するという農業ならではのやりがいがあるからなのか、農家の方々は、自分の仕事に誇りを持ち、何より心の底から農業が好きでやっているように感じました。
今回の遠征を経て、単純に勉強不足を痛感しました。もっと農業に対して知識を持って現場に行ったらまた違った視点で感じるものがあると思うので、次の遠征に向けてしっかり準備したいと思います。

 

2年 高梨 駿